ありさとの雑記帳

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煽り文コレクション4:桜日梯子『抱かれたい男1位に脅されています。』

桜日梯子『抱かれたい男1位に脅されています。』煽り文コレクションの第四弾、名コピーの多いパパラッチ編その1です。

煽り文とは本の帯などに書かれる宣伝文句(Weblio辞書)。
マンガの場合は、雑誌掲載時に扉絵や柱で目にできます。通常は編集さんによるもので、コミックスには載りません。かっこいいのも多いので、コミックスで読めなくなるのは残念……。
ということで、『抱かれたい男1位に脅されています。』の煽り文が掲載されたタイトルページを集めてみました。

in Hawaii

「夏だ! ハワイだ!
 そうだ、水着回だ――!」

出典:『MAGAZINE BExBOY 2016年8月号』(リブレ, 2016/08/07, p.104-105)

タイトルには回数ではなく「in Hawaii」がついています。
タイトルの上に「超人気俳優たちがひと休み」

最終ページには、卯坂さんのアップと「この男、ハイスペックの予感――!?」の煽り文。
お笑い回と見せかけて、後に重要な小道具となるイカイカのお守りやナウパカの花が登場し、ラストで長谷川さんと卯坂ゼネラルプロデューサーが顔を見せる伏線ばりばりの回でした。あの不気味なストラップが、あんなに切ないアイテムになるなんて思いも寄らなかったです。




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第9話

「『芸歴20年』なのに
 初恋、だから難しい――。」

出典:『MAGAZINE BExBOY 2016年9月号』(リブレ, 2016/09/07, p.136-137)

漫画本編の中には、東谷君が高人さんの初恋の相手だという記述はでてきませんが、この煽り文で「初恋」決定。(「芸歴20年」とあるから、高人さんについての言及なのは明らか)

タイトルの上に「業界激震の新章開始!」の記載。話数は「第1話」となっています。
まだ「パパラッチ編」の文字はなく、最終ページの柱の煽り文も「また2人の白衣姿が見られるね!」とのんきなもの。
それがまさか、あんな展開になるなんて……。


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第10話

「抱かれたい男1位と2位が再度共演――!」

出典:『MAGAZINE BExBOY 2016年10月号』(リブレ, 2016/10/07,p.244)

この回は扉ページがなくて、普通のコマの中にタイトルが載っています。
話の流れがシリアスへと移る重要回ですが、全体的にコマがみっちりな印象。
「パパラッチ編完全始動」とあります。話数は「第2話」。

最終ページの柱の煽り文無し。


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第11話

「最後に、最高の
 演技をしようか。」

『MAGAZINE BExBOY 2016年11月号』(リブレ, 2016/11/07)掲載。
扉絵は桜日先生のツィートでご確認ください。

『抱かれたい男1位に脅されています。』で屈指の名コピーのひとつ。
扉ページの上部に「俳優生命に危機到来!?」の煽り文。話数表記は「第3話」。
最終ページの柱の煽り文無し。

ところで公式さんのツィートにある通り、雑誌掲載時よりも紙のコミックスのほうが修正は”ゆるい”です。(電子版は雑誌掲載時と同じです)
この回は咥えたりとかいろいろするので、その差が顕著にわかったり……。

第12話

「二度と
 迷わないよう、
 選択肢を
 奪ってあげましょう。」

『MAGAZINE BExBOY 2017年1月号』(リブレ, 2017/01/07)掲載。この号は表紙も桜日先生です。
扉絵画像は公式さんのツィートでご確認ください。

扉絵は、『魔女の雫』で大葉守役を演じている東谷准太なので、この煽り文は大葉守のセリフだと思うんですが、東谷君の反撃開始回でもあるので、高人さんに向けての言葉でもあるのかな? 
話数表記は「第4話」。

シリアスさを緩和しようとしてか、「抱かれたい男3巻は糖度高めで絶賛発売中♥」のコピーが斜めに大きく入っています。
コミックス3巻の発売は2016年12月1日。この回が掲載されている『MAGAZINE BExBOY 2017年1月号』は2016年12月7日発売です。

最終ページの柱には「東谷君参戦! ハセちゃん、どないする――!?」
公式さん、シリアスに耐えられなくなったか……。


で、次の見開きページは、コミックス4巻の告知です。(コミックス3巻巻末に載っているものと同じ)

第13話-(1)

「振り返らなくていい、
 見えなくなるまで高く飛べ。」

『MAGAZINE BExBOY 2017年2月号』(リブレ, 2017/02/07)掲載
扉絵画像はビーボーイ編集部 のツィートでご確認ください。

桜日先生からも「素敵煽り」と評された、これも「だかいち」屈指の名コピーのひとつ。
おそらく高人さんから東谷君へのはなむけの言葉。

タイトルの上に「綾木が大活躍の折り返し回♥」。
いや、まったくね。この回で綾木の株が急上昇したんですよね。
話数表示は「第5話」。


桜日先生がツィートしている「ラストでは落とす」……ってこういうことです。

出典:『MAGAZINE BExBOY 2017年2月号』(リブレ, 2017/02/07,p417)

「綾木のこと、以外かな――?」
公式さん、今回もシリアスに耐えられなかったか……。

第13話-(2)

「週刊冬文、次なる特ダネは!?」

『MAGAZINE BExBOY 2017年3月号』(リブレ, 2018/03/07)掲載。
この回には扉ページがなく、通常のコマにタイトルと煽り文が載っています。画像はビーボーイ編集部のツィートを参照。
雑誌掲載時の話数表記は「第6話」でしたが、コミックスでは、第13話の後半部分として扱われています。

最終ページに煽り文はなく、次回掲載予告なしの「つづく」となっています。
この号の発売は2017年2月7日で、つづきが掲載されたのは2017年6月7日発売の『MAGAZINE BExBOY 2017年7月号』でした。
つまりリアルタイムで連載を読んでいた皆さんは、3ヶ月もこのつらい展開のまま待たされたわけです。その心境やいかに。

ただ、その期間中も池袋マルイで「mi tesoro 抱かれたい男1位に脅されています。公式SHOP」が開催されて(2017年2月21日~3月5日)、ちゅんたかリングが発売されたり、コミックス4巻の発売日(2017年3月31日)に「東谷准太・西條高人とゆくバスツアー」企画が発表されたり、0章のドラマCDが発売(2017年4月20日)されたり、池袋マルイでマガビー複製原画展が開催されたり(2017年4月25日~2017年5月7日)と、イベント目白押しだったので、絶え間なく萌えの補給はできていたのでしょうね。

初出情報

in Hawaii:
『MAGAZINE BExBOY 2016年8月号』(リブレ, 2016/08/07)掲載
 p.103~133(31p)
第9話:
『MAGAZINE BExBOY 2016年9月号』(リブレ, 2016/09/07)掲載
 p.135~150(16p)
 ※初出時の話数表示は「第1話」
第10話:
『MAGAZINE BExBOY 2016年10月号』(リブレ, 2016/10/07)掲載
 p.243~266(24p)
 ※初出時の話数表示は「第2話」
第11話:
『MAGAZINE BExBOY 2016年11月号』(リブレ, 2016/11/07)掲載
 p.71~104(34p)
 ※初出時の話数表示は「第3話」
第12話:
『MAGAZINE BExBOY 2017年1月号』(リブレ, 2017/01/07)掲載
 p.39~69(31p)
 ※初出時の話数表示は「第4話」
第13話-(1):
『MAGAZINE BExBOY 2017年2月号』(リブレ, 2017/02/07)掲載
 ※初出時の話数表示は「第5話」
 p.405~417(13p)
第13話-(2):
『MAGAZINE BExBOY 2017年3月号』(リブレ, 2017/03/07)掲載
 p.310~320(11p)
 ※初出時の話数表示は「第6話」

※雑誌なので、発売日は裏表紙に記載された発行日の1ヶ月前なのですが、ここでは記載されている発行日に合わせています。

収録コミックス

紹介した扉絵が収録されているコミックスはこちら。
煽り文ありとなしのバージョンを見比べてください。

桜日梯子『抱かれたい男1位に脅されています。4』
(リブレ, 2017/3/31, ISBN978-4-7997-3272-4)
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