ありさとの雑記帳

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”黒い繋がり”編  感想1:桜日梯子『抱かれたい男1位に脅されています。』

『月間マガジンビーボーイ 2019年9月号』から連載開始された、桜日梯子「抱かれたい男1位に脅されています。」”黒い繋がり”編の感想です。『マガジンビーボーイ 2020年1月号』掲載回の感想まで。

『マガジンビーボーイ 2019年9月号』の感想 (2019-08-12)

Amazonさんからマガビが届きました。だかいち新章読みました。
これは長谷川さん来ますね。(2020/01/06追記:予想通り来ましたね)

「天使様」に執着している新キャラ、刀剣乱舞の日向正宗みたいなのが来るとばかり思っていたら、まさかの「ぽったら」君でびっくりしましたわ。(でも痩せれば、きっと美少年)

「あちらの お父さん お母さん」のセリフで、あー、これトータカさんがほだされちゃうタイプって思いました。「あちら」が天国なのか外国なのか堀の中なのかは知りませんが。

『年下彼氏』に出てくる林太郎君みたいな性悪タイプだったらヤバいと思ってましたが、そういうタイプじゃなさそうで、むしろヤチヨさんタイプかな。迷惑は迷惑だけど、良いところもある……みたいな。東谷が高人さんに向ける視線に気づいたあたり、それなりに鋭いところはありそう。
桜日作品は敵役が敵役のままでいることはないので、そのあたりはまあ安心してます。
ただ、やっぱりマネージャーの人は怖いな。

「ぽったら」君が「天使様」に執着していた時間というのは、東谷が高人さんに執着していた時間とほぼ同じなんですね。
やってることも、ほぼ同じ。東谷の相似形。
トータカさんにとってのアントニオに当たるキャラだと思ってますが、さて……。

スペインから帰ってきて、キラキラとピュア度が増した東谷は……いままで実はかなり背伸びして無理してたので、安心して一種の退行現象起こしてるだけだと思いますけどねー。
また何か揺れ戻しがくるよ。
高人さんになにかあるのか、自分自身に対して問題がつきつけられるのかは分からないけれど。

「高人さん 今笑いました!?」「可愛いって笑って くれました!?」
手錠回でトータカさんに頭を撫でられて、何とも言えない(くすぐったいような嬉しいような)顔をしていたところを見ると、東谷は本当は高人さんに可愛いと思ってもらいたかったのだな。
だかいち円盤3巻のおまけ1P漫画でも、猫のコスプレで猫の真似をしながら「これなら高人さんも喜んで俺を猫っ可愛がりしてくれるはず」って言っているし。
はじめてあれを読んだときには、「可愛がられたいのか!」とびっくりしたんですけどね。

座敷童の「ちゅんたそ」に微笑みかける高人さんを(「ちゅんたそ」のなかから)見ながら、自分に対してもあんな風に笑ってもらいたいと思ってたのかなぁ……。

スペイン編で高人さんに「俺の想い 見せてやるよ チュン太」と言われたときに描かれた少年の姿の東谷ですけど、あれ、東谷本人の自己認識像なのかもしれない。外から見ると23歳、190cmのスーパーイケメンだけど、本人の意識の中での自画像は「(かっこいいとは言われるが)可愛いと言ってもらえなくなってしまった」14歳ぐらいの頼りない少年なのかも。
セレスさんも「図体ばかり大きな私達」って言ってるし。

アリス先輩の事務所の総括の人、「ラトウィッジ」ってどっかで聞いた名前だと思ったら、ルイス・キャロルの本名(チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン)のミドルネームか。うさぎとアリスだから。

『マガジンビーボーイ 2019年10月号』の感想 (2020-01-06)

うさありにはあまり興味ないので、ほとんどコメントすることないんですが、ひとつだけ。
「愛してる」と言われて「知ってる」って答えるのは、拒絶はしたくないけど、受け入れる気もないときだと思います。

『マガジンビーボーイ 2019年11月号』の感想 (2019-10-07)

マガジンビーボーイ11月号が届きました。
「だかいち」のページ数は少ないですが(7p)、『血の婚礼の』ビジュアル撮影の回です。読んだ人たちの墓が立ちそうな感じ。長谷川さん、予想通り再登場。

『血の婚礼』の「死」と「月」の会話は三幕一場をふくらませたオリジナル脚本かな。岩波文庫だと100ページあたり? 
レオナルドと花婿のことばかり気にしてましたが、ちゅんたか的には「死」と「月」のほうが本命だったっていう……。

『マガジンビーボーイ 2019年12月号』の感想 (2019-11-09)

チラ見せを読んで、ぽったら君ことナイト君が出てくるかと思ったんですけど、出てきませんでしたね。

トータカさんが東谷にいう「アプリいらずな分 なんぼか楽なもんだな!」は、「お前は元がいいからアプリなんぞ必要ない」の意味だと思いますけど、東谷の「……俺のボタン 馬鹿になったら 大変ですよ」の意味が分からん。
普通「ネジが馬鹿になる」は「ネジが機能しなくなる」の意味だけど、東谷の「高人さん専用の東谷准太」は機能してますよね、今のところ……。東谷は「機能しなくなる」よりも「制御不能になる」のを心配してるように見えるんだけどなー。

東谷が「コンプライアンスごり守り攻め」になっちゃったのは、スペイン編20話の「東谷史上、一番酷薄な夜」(って、コピーがついてたんですよ、雑誌掲載時)がトラウマになったせいでしょうな。

東谷が高人さんの意志を完全無視したのはあれが初めてで(それ以外は一応言質とってる)、酷いことをした自覚があるところで高人さんは姿を消しちゃったわけで、同じことをしたら今度こそ高人さんを失うかもしれないと思ってしまっても仕方ないかな。謝る機会も与えてもらえなかったし。

スペイン篇のラストを読み返したら、サクロモンテの朝にも高人さんに許可とろうとしてますね。「コンプライアンスごり守り」は、あの時から始まってたのか。

なんでいきなり質問形になったんだろうと疑問ではあったのです。
断られるのが怖くて質問すらできなかったのが、高人さんの気持ちを知って質問できるようになったのかと思ってたんですけど、そうじゃなさそう。
高人さんの意志を無視したら、高人さんをまた失うかもと思ってるからだな。高人さんが部屋から消えたあと、海より深く反省した結果が「コンプライアンスごり守り」なんでしょうな。

当の高人さんは東谷に自分の意志が無視されることに慣れちゃって「今更? なんで今更!?」と思ってるわけですが。
トータカさんは、東谷に対する自分の思いやり(?)が通じないことに怒っているけど、レイプまがいの行為そのものは怒ってないんだよな。あれが切羽詰まった末の行動だというのは理解している。(そして東谷はそれを知らない)

『マガジンビーボーイ 2020年1月号』の感想 (2019-12-08)

「ぽったら」君のいう「あちら」は塀の中で確定。ナイト君いくつだ? 成人してるのか? 
トゥクリーンの皆さんが割とギャグ寄りなのでホッとしました。まぁ、あんまりシリアスにやるとリアルとの兼ね合いで怖いことになりそうだし。

綾木に「見ててやるから 腐らずやってこい」っていうトータカさん、かっこいい。
綾木が諦めきれないわけだよね。

トータカさん、「俺も知らないようなぽっと出の小さい事務所」って言ってる。「俺が知らない」じゃなくて「俺も知らない」。つまり、そこそこの事務所だったら、テレビ局の人間より知ってる自負があるってことですよな。さすが役者業に能力全振りの人。

あとトータカさんが「ただいま」て言ってますね。カードキーだから、あれは東谷の部屋。考え事しながらでも、慣れた動作でカードキーを使えるほど何度も行ってるってことですね。
もはや引っ越さなくても半同棲状態なのでは? 
「レス」状態になってから、意識的に一緒にいるようにしてる気もしますけど。

スペインから帰ってきてから、1月号のラストまで、どれくらい経ってるのか気になります。
9月号の時子先生のレッスンが、スペイン帰国後初めてのレッスンのはずですが、そこで東谷の天使度が増した噂が流れているので、1週間は過ぎてる感じ。

スペインからの荷物は最短で9日で届くようです。ってことは9月号の時点で、スペイン帰国後2週間ぐらいは経ってるかな。

「clear」の撮影初日後に沖さんが長谷川さんを泣き落としてから、ビジュアル撮影開始まで2週間ぐらい?
11月号~12月号「血の婚礼」ビジュアル撮影後の夜に思い返す「観察日記」での「パッ」が9回。撮影日と「これを境に」のその日を加えて少なくとも11日はトータカさんは東谷の家に泊まってる。

「これを境に」ということは、「いつもならあるはずのことがなかった」のが3~4回あったということで、1週間から10日ぐらいかな。
工場夜景回ではブランクは1ヶ月、円盤6巻アニメイト特典の京都回ではブランクは12日です。

1月号の「clear」の撮影は3話目かな4話目かな。全員うんざりしてるところを見ると、4話目ぐらいですかね。10日に1話ぐらいのペースかなぁ。(2時間ドラマだと拘束時間14日という記事を見ました。

というわけで1月号は、スペイン帰国後1ヶ月半から2ヶ月ぐらいの話かなー。
その間にトータカさんは拉致られなくても自発的に東谷の部屋に行くのに慣れ(もっとも以前から酔うと東谷の部屋に行っていたようですが)、天使度が増した東谷はひたすらミンピュアをボリボリやってたと。

そして新妻モード(?)で本当にどこへ向かうのか、東谷……。